ストローベイル建築
 近年、環境問題への意識が高まるにつれて、エネルギーを大量に消費する従来の建築の代替として、エネルギー使用や建材において環境に配慮した建築が求められている。その中でも、藁のブロックを壁材として使用するストローベイル建築は、断熱効果、DIYの容易さ、仕上がりの美しさ等、世界的に大きな関心を集めている。ストローベイルは穀物栽培の副産物である藁を圧縮しブロック状にしたものである。ストローベイル建築ではストローベイルを積み、壁を造る。日本での建設されつつあるストローベイル建物では木造枠組断熱材として使用される。
 世界各地にストローベイル建築が広がっている第一の理由はストローベイル建築が環境に負荷の少ない建築だからである。環境面、社会面からストローベイル建築の特徴は以下である。①ベイル生産のエネルギー使用量が低い(0.24Mj /1m3)。②地元の藁の使用により、建築材の地産地消が可能となる。③炭素貯蔵率の高い建築材料である (稲藁は約36%が炭素からなる)。④断熱性が高い (熱伝導率は0.038W/Kmである)。⑤藁は有機物であるため、安全に土に還るので、取り壊す際、ゴミにならず、運搬や廃棄によるエネルギー消費やCO2排出量を削減できる。⑥ストローベイル壁は土や漆喰で仕上げるため、人体に無害で、シックハウス症候群の解決策となる。最後に、⑦ストローベイル建築はローテックで、特別な道具を使用しないため、素人でも建設に関与でき、ほとんどの施主が自分のストローベイル壁の施工に参加できるというDIYの利点がある。

 

タイ自然建築ワークショップ・シリーズ
土と火 2012年12月23-25日
タイハーブとヘルス 2012年12月26-28日
タイ土建築ワークショップ 2012年12月30日-2013年1月4日
タイ竹建築と茅葺屋根ワークショップ 2013年1月6-8日
タイ自然建築見学会 2013年1月9-13日
パーマカルチャー・デザイン・コース 2013年1月21日ー2月2日

更なる詳細は下のリンクでご覧ください。
http://holzhueter.blogspot.jp/p/blog-page.html

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報告会

 

カフェ・店舗
藁と土でできた暖かみある自然素材の内装・ストローベイルでできた曲線のやさしい雰囲気

 

カフェ
* 東京都国分寺市「カフェスロー」2008年 設計:大岩剛一 ベイル壁施工・左官仕上げ:カイル・ホルツヒューター   * 北海道浦河町「カフェふらふら」2009年 設計:大岩剛一 ベイル壁施工:カイル・ホルツヒューター 左官仕上げ:野田肇介   * 大分県湯布院町「原っぱカフェ」2010年 設計:大岩剛一 ベイル壁施工・左官仕上げ:カイル・ホルツヒューター
カフェ店舗
* 沖縄県東村「カナンスローファーム」2010年 設計:株式会社アレックス ベイル壁施工:カイル・ホルツヒューター   * 東京都国分寺市「おかげさま市場」自然食品店2010年 設計:大岩剛一 ベイル壁施工・左官仕上げ:カイル・ホルツヒューター    
レエンダ
* 富山県富山市「レエンダ」アンティークデコレーション屋2010-2011年 設計:吉本章子 施工:吉本宏明、カイル・ホルツヒューター

 

住宅
高断熱・高気密で冬は暖かく、夏は涼しい

 

住宅
* 福島県飯舘村「までいな家」2009-2010年 設計:豊田善幸 ベイル壁施工・左官仕上げ:EAS   * 長野県軽井沢町「伊藤邸プロジェクト」2011年 設計:大岩剛一 ベイル壁施工・左官仕上げ:カイル・ホルツヒューター
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