牛の安産を祈願した観音様 嶺岡牧を歩く
南房総市 千葉県酪農のさと

嶺岡牧の真っ只中に、酪農家が乳牛の安産を祈願した寺院である大杦観音がある。大杦 観音に安産を祈り、観音堂から小石を家に持って帰って、無事に仔牛が生まれるとお礼に 小石を2つ観音堂に持って行った。広々とした境内跡が残る大杦観音をはじめ、旧馬捕場 跡、牧士家住宅跡など、嶺岡西一牧の史跡を訪ねる「嶺岡西一牧を歩く」が 10 月 29 日(日) に開催される。

嶺岡西一牧は、江戸時代前期は江戸幕府直轄牧である嶺岡牧を管理した牧士が集中して いた地区。今年度の嶺岡牧調査で、嶺岡牧にかかわる多数の古文書とともに、牧や士家の 住宅跡墓地が残っていることを確認した。里見氏の城といわれる郭内に住宅跡があるなど、 中世の様相を残していることが分かってきた。「嶺岡西一牧を歩く」では、こうした嶺岡西 一牧の特徴を、残された史跡を訪ね、現地で学ぶ。 「嶺岡西一牧を歩く」の問合せ、申し込みは、10月22日までに千葉県酪農のさとへ(TEL 0470-46-8181、Fax 0470-46-8182)。

 
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