「嶺岡牧」の土地利用史 江戸~昭和をつなぐ 於:南房総市 千葉県酪農のさと

 千葉県酪農のさとで10日より2019年度第3回嶺岡牧ミニ企画展「嶺岡畜産株式会社から安房酪農へ-2」がはじまった。今回の身に企画展は、鴨川市貝渚区に残された区有文書のうち、嶺岡牧の土地利用史を物語る29点の古文書・近代文書を展示している。

 貝渚区有文書をみることで、明治24年に嶺岡畜産株式会社と契約して嶺岡牧内で松の育苗を始めてから昭和4年に50年産となった松の木を売却して立木所有者に配当するまでの変遷など、江戸時代から昭和までの嶺岡牧の歴史を知ることができる。また、嶺岡牧での松の木の生産、嶺岡牧内の開墾、牧の払い下げに関わる出納帳などには、時々の交渉内容が記されており、嶺岡牧と関わった地域の歴史がいきいきとよみがえってくる。

 
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