御厩石井家文書に見る嶺岡牧の物語 嶺岡牧ミニ企画展

南房総市 千葉県酪農のさと

 

 千葉県酪農のさとで、嶺岡牧ミニ企画展「御厩石井家文書にみる嶺岡牧物語」が始まった。このミニ企画展では、江戸幕府による嶺岡牧経営がいかに変化したのかを底流とし、嶺岡牧の牧士がどのよう対応したのかに焦点を当てている。

 古文書を通し、身分保全の訴え、嶺岡牧内の管理、会所や役宅の修復など,嶺岡牧の土地の有効利用など、嶺岡牧で起こった物語を見ることができる。

 今回展示したの古文書は、鴨川市坂東にある屋号「御厩」(おうまや)の石井家に残されたもの。御厩石井家は、嶺岡牧が里見氏・正木氏の氏牧だった安土桃山時代に御厩の長官である別当として嶺岡牧を管理していた家で、江戸幕府直轄牧になってからは牧士として嶺岡牧を管理していた。御厩石井家文書はこれまでも展示してきたが、今回展示した古文書は、いずれも嶺岡牧を知る上で重要であるにもかかわらず展示することが無かった初公開品。

 
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