嶺岡牧講演会 馬頭観音に聴く嶺岡牧物語

馬頭観音の密集地域 独特な嶺岡型馬頭観音

  2022年9月25日(日)午後1時半から嶺岡牧講演会「馬頭観音に聴く嶺岡牧物語」、が千葉県酪農のさとで行われる。

 現在、嶺岡牧周辺地域には450基の馬頭観音が確認されている。これは、この地域に建つ地蔵菩薩よりも多い。しばしば「うちにもあるよ」と言われるように地域の人には馴染み深い石仏だ。しかし、科学的研究がされておらず、その実態は知られていない。そこで、密に建つ馬頭観音から嶺岡牧文化に接近することを目指し、今回の講演会となった。

 講演会ではまず、「嶺岡牧地域馬頭観音に迫る」と題し嶺岡牧調査を行っている日暮氏が、嶺岡牧周辺地域は独特の馬頭観音文化圏を形成していることを示す。また、集落毎に独特な馬頭観音が建つことや、それらを科学的に明らかにするための方法が述べられる。

 次いで、馬頭観音をツイートしている内田正教氏が「色々な馬頭観音」のテーマで、六観音としての馬頭観音と民間信仰に基づく馬頭観音があること、庶民的馬頭観音はバラエティに富むことを、各地に建つ馬頭観音の写真で紹介される。

 

講演会の要旨→【PDFを開く】

 
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