古泉千樫の手書き原稿郷里に戻る 推敲に推敲を重ねる 2022年度第4回嶺岡牧ミニ企画展
南房総市 千葉県酪農のさと
 アララギ派の有力歌人の一人で、牛の歌をうたわせたら古今独歩と評される古泉千樫の手書き原稿が、千葉県酪農のさとで展示される。展示される21点の原稿及び原稿の綴りには、古泉千樫の代表作といわれれう「みんなみの嶺岡山の焼くる火のこよひも赤く見えにけるかも」を含む「山焼」3首や、牛や酪農家の暮らしをうたった「牛」、「雨の一日」など、注目される作品が多い。
 この手書き原稿は、昨年、古本屋から売りに出された。それを知った嶺岡牧スチュワード協会など嶺岡牧文化遺産の持続的資源化を進める諸団体が、貴重な嶺岡牧文化資源の散逸を避けようと募金を行い購入したもの
 手書き原稿には、推敲に推敲を重ねて短歌をつくったあとが残されており、短歌に込めた古泉千樫の思いが伝わってくる。
 嶺岡牧スチュワードである白石典子さんによる展示解説が、2023年1月21日(土)と2月15日(水)の午後1時半から3時に千葉県酪農のさと酪農資料館で行われる。
 
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