大災害を超え、自然と共生した農的地域づくり再生 シンポジウム
1.主旨
これまで建築・地域共生デザイン研究室では、環境省絶滅危惧1A類のツシマヤマネコが生息する長崎県対馬市において、生きものと共生した地域づくりに関しての支援研究を進めてきており、農業が形づくってきた自然環境の重要性が最認識されてきています。豊岡市でのコウノトリとの共生地域づくりの支援研究も継続して進めています。さらに、までいライフを目指した福島県飯舘村では自然エネルギーの有効利用や地区別計画策定での地域づくりの支援を進めてきました。しかし、原発災害により現在、国から計画的避難区域の指定を受けており、村民の避難により、コミュニティの崩壊や村の消滅の危機を迎えており、現在、生業としての農業のみならず、コミュニティの場としての可能性が重要となっています。
今年度の学部祭での地域物産展の開催と同時に、農を中心とした新たな地域づくりに関して、各地域での課題や特徴、展望を議論し、交流すると共に、広く都市住民、学生、教員にその内容を知ってもらう機会をもうけたいと思い、シンポジウムを企画しました。シンポジウムでは、そのような地域づくりを巡る状況を把握しつつ、地域住民・大学を中心に行政等のおのおのの役割を探り、議論を深めたいと思っています。
2.開催日時
 2011年10月23日(日)14時~16時
3.場所
 日本大学生物資源科学部 本館41教室
(小田急江ノ島線 六会日大前駅 徒歩5分)
4.参加費
 無料(どなたでもご参加いただけます。奮ってご参加ください)
5.パネラー
 福島県飯舘村 菅野哲(「負げねど飯舘」の村民)
        糸長浩司(生物環境工学科教授)
        田中寿和、高石祐嗣(学生)
 兵庫県豊岡市 藤沢直樹(生物環境工学科専任講師)
        斎藤三希子(学生)
 長崎県対馬市 神宮正芳(田ノ浜ツシマヤマネコ共生農業実行委員会会長)
        關正貴(生物資源科学部 研究員)
        岩崎拓也、松元貴大(学生)
6.主催
 日本大学生物資源科学部 生物環境工学科 建築・地域共生デザイン研究室
7.協力
田ノ浜ツシマヤマネコ共生農業実行委員会、ツシマヤマネコ共生研究会、ツシマヤマ
ネコ共生村協議会、NPO法人エコロジーアーキスケープ、負げねど飯舘(50音順)
【物産店実施のお知らせ】
2011年10月22日~23日に日本大学生物資源科学部「藤桜祭」にて建築・地域共生デザイン研究室ではシンポジウム出席者らが心を込めて生産した物産を販売する、物産店を開店いたします。是非お立ち寄りください。
【連絡先】
日本大学生物資源科学部 生物環境工学科 建築・地域共生デザイン研究室
〒252-0880 神奈川県藤沢市亀井野1866
Tel 0466-84-3697 担当:關正貴(研究員)
HOME BACK
© Ecology Archiscape