チッコカタメタノ食文化とは チッコカタメタノの思い出を語る

グランドマザーズディ

 千葉県酪農のさと2023年度第2回嶺岡牧講演会が、218日(日)にチッコカタメタノ食文化に迫ることをテーマとして開催される。

 日本酪農発祥の地で、日本の主要製乳業の誕生地でもある嶺岡牧地域では、製乳工場に売れない初乳を捨てるのはもったいないと固めて食べる、チッコカタメタノ食文化が形成された。チッコとは乳の安房地域の言い方で、チッコカタメタノは「乳っこを固めたの」という意味。

 牛乳を固めて食べることは、全国の酪農地域で展開した牛乳豆腐食と同じだが、チッコカタメタノ食文化は牛乳豆腐食文化と異なり、嶺岡牧地域独特な食文化であることが示されている。チッコカタメノ食文化は近代の食文化であると同時に、現代から未来の食文化でもあるが、その起源はどこまで遡るのか、どのようにして独特の食文化となっていったのかなど分かっていないことが多い。

 この、謎のチッコカタメタノ食文化に迫ることを目的に、グランドマザーズディの方法を導入し、茶飲み話のように話されるチッコカタメタノの思い出話しに耳を傾ける。また、グランドマザーズディの導入として、川名瑞恵さんが「安房固有のチッコカタメタノ食を未来に繋ぐ」という講演を行う。

 

嶺岡牧講演会PDFはこちらをクリック

 
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